ビブラムソールの靴

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はきもの工房うえの 展示受注会 開催中!
ビブラムソールの靴(コマンドソール)
ビブラムソールとは、イタリアのビブラム(Vibram)社の製造しているソールで、登山靴、ワークブーツ、スニーカーなど様々な靴のソールに使用されています。普通、シューズのソールはメーカーが自社で製造したものを使いますが、ビブラムのソールは外注されて使用されるほど。優れたグリップ力と耐久性。アウトドアやスポーツをする人、雨の日でも気にせず、ガシガシ靴を履きたい方にオススメです。

Vibram ビブラムソールのエピソード
登山家であるイタリア人、ヴィターレ・ブラマーニ氏は、1935年のアルプス遠征隊の登山仲間を亡くしたことをきっかけに、従来の革と釘で出来た革底から、優れたグリップ力と安全性のあるゴム製の靴底の開発に挑みました。

1945年にK2の初登頂を成功させ、現在本社のある北イタリア、アルビッザーテに自社工場を設立しました。原材料の仕入れ、配合の開発、商品開発、生産、販売全てを担っています。世界で初めて加硫ゴムを用いて作った靴底が、登山家の間で有名となり、その経験と実績で信頼を得て、世界の登山家にもっとも愛される靴底になりました。

現在においては登山だけではなく、ワークブース(WHITE’S/VIBERG/CHIPPEWA/DANNER)にも使用され、スニーカーのソールにも使用されている世界でNO1のソールメーカーです。

モカシン

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はきもの工房うえの 注文制作の靴の受注会です。
写真は仕上がったお客様の靴。モカシン。脱ぎ着がしやすいので、紐靴が苦手な方にもおすすめです。

10/6(日)まで展示期間中、上野さんは毎日在廊しています。
足型の採寸をして、その人にあった木型をつくり、靴底用の革も1枚1枚切り抜き貼り合わせ、大切に作られた靴たちとの対面。受け渡しの際には、実際仕上った靴を履いていただき、足にあっているものが出来ているかきちんと確認させていただきます。
定番のカチッとした紐靴はもちろん、Tストラップ、モカシン、ブーツ、サンダル、雨の日に向いている靴、登山にも対応できる靴底ががっしりとした靴まで、ライフスタイルにあわせた靴をつくってくれます。

Tストラップシューズ

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光沢のあるレザータッチ素材が、クラシカルな雰囲気を演出するシューズ。注文してくださった靴の受け渡し。
昨年注文してくだった時に色のイメージを「上野さんの思うアメリカンチェリーの色で」と伝えてくださったそうです。履き心地はもちろん、靴の色もとても気に入ってくださった様子で良かったです。

仕上がった靴を嬉しそうに受け取り、履いたまま帰っていくお客様もたくさん。

身体のことを考えてつくってくれる靴
そして足がちゃんと靴の中で呼吸出来る靴
1人1人と向き合ってつくられるものには
他にはない魅力があります。

靴職人 上野一雄さんは、10/6(日)まで毎日在廊しています。
靴や足の事、革の素材の事、お気軽にご相談ください。