20171012
新米が美味しい季節ですね!
ご飯茶碗もお気に入りの器で食べてみてはいかがですか?
有田焼 大日窯 こてつ茶碗 安南 入荷しました。

有田焼について
豊臣秀吉の朝鮮出兵を機に連れられてきた朝鮮人陶工により、日本ではじめて磁器が焼かれたのが佐賀県有田町でした。焼かれた製品が伊万里港から出荷されたことから伊万里焼とも呼ばれます。多彩な技法や色絵が有名で、ドイツのマイセンなどにも影響を与えたといわれます。現在の有田は、それらの伝統を継承するつくり手、作家、メーカー、商社などが乱立し、民藝的な精神をもった窯はほとんどなくなってしまいました。

大日窯
1958年に開窯された大日窯初代の久保英雄さん、先代の徹さん、そして現在の窯主である博志さんがともに目指してきたのは、古伊万里の再興。その中でも、江戸時代に淀川を行き来する船で使われた庶民の雑器「くらわんか手」の復刻に取り組んできました。磁器といえば華やかな絵付けを施したものに注目が集まりますが、大日窯では古伊万里をベースとした素朴でシンプルな絵付けのうつわをつくり続けています。

定番の安南柄
大日窯が昔から定番としてきた安南柄。柄の由来はフランス統治時代のベトナム地方の呼び名である安南から来ているそうです。安南焼というものが室町時代末期~江戸時代に日本に伝わり、茶人に愛されたそうですが、この安南柄はその当時描かれていたものをヒントに大日さんの先々代の方がアレンジして生み出されたそうです。昔からある柄やパターン。今見ても飽きが来ない普遍的な柄は暮らしの定番として長くお使い頂けると思います。
飯碗の形状は大日窯らしい、民陶の器に多くみられるしっかりとした高台のつくりが特徴です。割れにくく、適度な厚みがあるのが毎日使う上で安心してお使い頂けます。